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Today's lesson「喜び」


zion national park

今日のテーマは「喜び」でした。

ヨーガの根本教典「バガヴァッド・ギータ」の中にこんな一節があります。

最初は毒のようでも結末は甘露のような幸福はサットヴァ的な幸福である

この”サットヴァ”という言葉、聞きなれない言葉かもしれません。ヨガでは目の前に広がる世界のすべてのものがサットヴァ(純質)、ラジャス(激質)、タマス(暗質)という3つのグナ(性質)から成り立っていると考えます。そしてヨガでは心、身体、行いもサットヴァ的であることがよしとされます。というより、ヨガを深めていくとよりサットヴァに近づいていくのでしょう。

では先のギータの一節。「最初は毒だと思っていたけれど、最後にはうっとりするような甘~~いご褒美、それが本当の幸せなんだよ」そんな風に読み取れますね。ふむ。。私たちは本当の幸せを手に入れるために、あえて苦行をしなくてはならないのでしょうか。もしくは、修行でもしないと幸せに近づけないのでしょうか?

私たちは毎日の生活の中でいろいろな選択をしながら暮らしています。あれにしようか、これにしようか、悩んだ末よかれと思って選択をしたつもりでも、進んだ先に想定外のことが起きたり、自分の気持ちが変わったり、環境が変わったり、思わぬ困難に遭遇してしまうこともあるでしょう。それでも、初めはしんどい、大変だ、こんなことなぜ自分がしなくちゃならないの・・・と避けて通りたかったはずの経験は、あとで振り返れば、実は自分がすでに手にしていたかけがえのない宝ものに気づかせてくれる”ヒント”を与えてくれているのかもしれません。なんでもない日々の暮らしの中で、ちょっと視点を変えれば、当たり前だった風景さえ実は純粋な喜びに変えられる。そんなきっかけは案外そこら中にコロがっていて、何も修行なんぞしなくても、幸せはすぐ手が届くところにあるのかもしれない。

そんなメッセージを、ギータは私たちに投げかけてくれるのかな・・と読み取りました。山頂からの景色はしんどい思いをして山を登るからこそ美しい!

かくいう私。半年前から単身赴任している夫が久しぶりに自宅に帰ってきております。以前は朝のゴミ出しは夫の担当だった。けれども夫が不在になり、私の仕事になってしまい。「ダンナがいれば私がゴミ出しなんかしなくていいのに、ったくー!!」(←私の心の声)と当初はフツフツとした気持ちを抱いたものです。けれどもいつの間にかそんな苛立ちも消え私の日課になってしまっていたらば、今朝の出来事。朝起きたら、夫がゴミ出しておいてくれたではないですか!お願いしたわけでもないのに、本人は取り立てて私を喜ばそうとゴミ出しをしたとも思えないけれど。私は「ありがとう~!!」ともう、感謝感激だったのです。まさに純粋な喜び、というオチでした、笑。

ところで今日のターゲットアーサナはウシュトラ・アーサナ(ラクダのポーズ)でした。腸腰筋を伸ばして伸ばして、胸の前を開くポーズが続きました。普段の生活で、腰を折る、猫背になりうる姿勢はたくさんするのに、その逆はほとんどしないのよね〜・・・と参加者の方たちと改めて実感。身体が軽くなって、走ってお家に帰れそうな気分〜!って ☺︎

参照と写真:

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